SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2014/10/04-05:第7戦 ブリラム ユナイテッド インターナショナル サーキット
【劣勢の中、見事な作戦で4位!】予選13位 決勝4位

タイで初開催となるSUPER GT。
サーキットは建設工事が終わったばかりで、どのチームもデータが無い中での戦い。
LEXUS TEAM KeePer TOM'Sにとっては最終戦に向けポイントリーダーに返り咲きたいところだ。
第7戦はポイント×1kgとハンデウェイトが普段の半分になる。
しかし56ポイントのLEXUS TEAM KeePer TOM'Sは50kgを超えているため、燃料リストリクター(エンジンパワーダウン装置)の装着+6kgのハンデ。
軽くはなったものの直線スピードへの影響は免れない。

10月4日(土)予選
前日にも2時間のフリー走行が設けられ、各チーム新しいサーキットに順応していく。
コース後半のテクニカルセクションでは速さを見せるKeePer TOM'S RC Fだが、コース前半の直線が多いセクションでは予想通りタイムが伸びない。
ウイング角度を大幅に減らすなどの対応で、まずはQ1でアンドレア・カルダレッリ選手がアタック。
しかしタイムはQ2進出タイムに及ばず13番グリッドが確定した。

10月5日(日)決勝
3日間を通して天候に恵まれたブリーラムインターナショナルサーキット。
スタート時点で気温34時。過酷な条件の中、未知のレースが始まった。
スタートを担当したカルダレッリ選手は順調に周回を重ねる。
このサーキットはGT300クラスのマシンを抜くのが非常に難しく、混雑した場面では激しく順位が入れ替わる。
レースも中盤に入り各車ピットインする中、KeePer TOM'S RC Fをはじめ、3台のLEXUSはタイヤのグリップ低下が少ないことからタイヤ無交換の作戦を実施することに。
LEXUS勢が劣勢の中、この作戦で流れを変えたいところ。
タイヤを交換せず、給油とドライバー交代だけでピットアウトしたKeePer TOM'S RC F。
なんと伊藤は1位でコース復帰するこに成功した。
しかしタイヤを交換していないため徐々にグリップ不足に悩まされる伊藤。
後方からの猛追をなんとかしのごうとするが、3台にパスされポジションダウン。
だが伊藤は最後までタイヤをいたわる走行で4位フィニッシュ。
ポイントランキングは2位のままだが、貴重なポイントゲットとなった。


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大輔インタビュー

正直4位に入れるとは思っていなかった。 それほど厳しい週末でした。 その劣勢を打開するためチームは素晴らしい作戦を採ってくれたし、 無交換にもかかわらずブリヂストンタイヤが非常に良いパフォーマンスを発揮してくれ感謝しています。 ランキングはトップとわずか3ポイント差です。 最終戦はノーハンデなので、おもいっきりいきます。