2013/06/15-16:第3戦 セパン・インターナショナルサーキット
【クリーンバトルで場内沸かせる好走!】予選3位 決勝10位
開幕戦、第2戦と不運に見舞われながらも速さを見せているLEXUS TEAM KeePer TOM'S。
中盤戦に入る舞台は灼熱の地マレーシア。伊藤も好きなコースと語るだけに期待が高まる。
6月15日(土)予選
フリー走行で思うようなフィーリングが得られず、予選までの短時間でセットアップの変更を強いられたが、Q1を担当したアンドレア・カルダレッリ選手は8番手に付けギリギリのラインではあったがQ2進出を決めることに成功。
更にセットアップを詰めQ2に挑んだ伊藤も果敢なアタックで3番グリッドを獲得した。
6月16日(日)決勝
スタートを担当したカルダレッリ選手は落ち着いたスタートでポジションキープ。
その後1台に抜かれ4位となったが前車2台の接触で2位に浮上した。
しかし暑いコンディションを得意とするミシュランタイヤ装着の18号車ウイダー モデューロ HS-Vに先行を許し3位。カルダレッリ選手は3位キープのまま24周でピットイン。
しかしピットインの際マシンの停止位置がずれ、タイヤ交換に手間取りタイムロス。
伊藤がコースに復帰したときには4位とポジションを落とす形となった。
しかしその後ピット作業を終えコースに復帰してきた100号車RAYBRIG HS-Vと半周にわたりサイドbyサイドの接近戦を展開。
結果ポジションを上げることはできなかったものの伊藤と小暮選手のバトルに場内が沸いた。
その後4位を走っている伊藤の背後に新たな敵が現れる。
前半トップを快走しながらもピットで大きくタイムロスし7位までポジションを下げた18号車が周りより1秒以上速いペースでどんどん順位を回復してきたのだ。
残りは20周。4位の伊藤だけでなく、そのまま1位まで復帰してしまいそうな勢いだったが、圧巻はその攻撃を巧みに阻止する伊藤の走りだった。
TV中継も37号車KeePer TOM'S SC430と18号車のバトルからフレームアウトする事ができない。
そしてこのまま順位をキープしてチェッカーを受けるかに見えたラストラップ。
抜いたはずのGT300クラス車輌がオーバースピードでコーナーを曲がりきれず伊藤の背後に接触。
それによりスピン、コースオフを喫した伊藤はダメージを負ったマシンをなんとかゴールまで運ぶも10位までポジションダウンしてしまった。
好バトルに水を差すアクシデントではあったが、伊藤の走りには多くの称賛が送られた。
非常にタフなレースでした。
結果は残念ですが良いレースができたと思います。
ピット作業等、細かいところを詰めていけば必ず優勝できると確信しています。
次戦は昨年優勝したSUGOが舞台です。
楽しみにしていてください。