SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2012/08/18-19:第5戦 鈴鹿サーキット
【波乱の1000km、無念のリタイヤ】 予選3位 決勝 リタイヤ(13位)

悲願の優勝に沸いた第4戦SUGOから3週間。
舞台を鈴鹿に移し、シリーズ最長で最もタフなレースとされるPokka1000kmに 64kgのウェイトハンデを積んで挑むLEXUS TAEM LeMans ENEOS。

8月18日(土)予選
朝のフリー走行でマシンの好調さを確認した後、ノックアウト方式での予選で まずは伊藤がQ1を担当。アタック中に他車のコースアウトで赤旗中断となり、 タイヤの消耗も懸念されたが8位で無事Q1を突破した。
Q2を担当した大嶋選手も果敢なアタックで4位をもぎ取りQ2突破。
そしてQ3では再び伊藤がアタック。64kgのハンデを感じさせないドライビングで 見事3番グリッドを獲得して見せた。

8月19日(日)決勝
気温32℃、路面温度50℃。真夏の鈴鹿1000km、173周のレースがスタートした。
スタートを担当した伊藤はポジションキープで1コーナーをクリア。
序盤は2位ののDENSO KOBELCO SARD SC430に詰め寄り オーバーテイクのチャンスを窺う伊藤だったが、 20周を過ぎたあたりから後方のGT-R勢との接近戦が始まる。
予想以上に早い段階からのグリップ不足に対応すべくピットも準備を進める中、 カルソニックIMPUL GT-Rの先行を許し4位にポジションを落とした ENEOS SUSTINA SC430は23周終了でまずは1回目にピットイン。
バトンを受けた大嶋選手はハード系のタイヤをチョイスしコースに復帰した。
トップを走っていたS Road REITO MOLA GT-Rに イレギュラーのピットインがあったため3位にポジションを回復。
しかし伊藤のスティント同様、グリップ不足に悩まされていた大嶋選手も 2台にパスされ5位まで順位を下げる。
さらにグリップ不足が進行する中、49周目にフロントタイヤのフィーリングに 異常を感じた大嶋選手はピットインを要求。
しかしピットまであと半周というところで右フロントタイヤがバースト。
飛び散ったタイヤ破片の勢いで右フェンダーやライトを失ったENEOS SUSTINA SC430は なんとかピットまでたどり着いたものの、損傷が激しくリタイヤを決断した。


写真

大輔インタビュー

予想以上に厳しく、荒れたレースでした。
今年の春にコース半分の舗装が新しくなりグリップが向上したと同時に 真夏の暑さでマシンへの負担はかなり大きかったと思います。
リタイヤという結果は残念ですが、先日のテストで好感触を得た次戦の富士では ウェイトハンデを増やすことなく戦えるので大きなチャンスだと思います。
タイトル争いをする上で非常に重要な1戦になるので、チーム一丸となって優勝を狙います。
引き続き応援よろしくお願いします。