2011/07/30-31:第4戦 スポーツランドSUGO
【伊藤の猛追で5位ゲット】 予選12位 決勝5位
今シーズン初めて行われたシーズン中のテストでマシンセットアップの方向性を絞り込みSUGO戦に挑んだLEXUS TEAM LeMans ENEOS。
東日本大震災の被災地東北での開催とあって皆に元気を与えるようなレースを見せたいという気持ちも強い。
ただ、季節外れの低い気温、そして波乱を予感させるような荒れた天候の下、フリー走行のセッションが開始された。
フリー走行は終始ウェットコンディション。
しかし午後の予選が始まる頃には路面が乾いており、各車ぶっつけ本番でドライコンディションの予選を戦うことに。
時折雨がぱらついたり、コース上にオイルが撒かれるなど、目まぐるしく変わるコンディションと順位。
そして予選終了間際、スーパーラップ予選進出をかけアタックに臨んだ伊藤だったが、想うようなアタックができず12番グリッドが確定した。
決勝日も不安定な天候ではあったがレーススタート時はドライ。
スタートを担当した大嶋選手は序盤順位を上下させるが、タイヤの消耗が激しく早めにピットインせざるを得ない他車に対し、安定したラップタイムでレース周回数の半分を超える41周までピットインを遅らせることに成功。
ピットの迅速な作業も功を奏し、この時点で6位まで順位を上げていた。
ただ5位のマシンとは15秒以上の差。
しかし交代した伊藤のハードプッシュでみるみると差が縮まっていき、あっという間に5位の100号車RAYBRIG HSVを追い詰めた。
追いついたものの、そう簡単には道を空けてくれない。
息の詰まる攻防は何周も続いたが残り5周となったところで伊藤は1コーナーで仕掛けオーバーテイク。
しかし3コーナー入り口で100号車の無理なアタックで2台は接触。
伊藤はスピンを喫したもののすぐに体制を戻し再度100号車を追いかける。
そして残り3周のところで再び逆転することに成功。
5位でチェッカーを受けた。
僅差ではあるもののポイントランキングも5位まで復活した。
予選を含め厳しい展開のレースではありましたが、チームがレースに向け戦闘力のあるマシンに仕上げてくれました。
おかげでファンの皆さんに楽しんでいただけるようなバトルを出来たと思いますし、順位を上げることも出来ました。
次回は地元鈴鹿サーキットで開催されます。
この調子で後半戦の良いスタートが切れるよう頑張ります。