SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2010/11/13-14:2010 FUJIスプリントカップ
【移籍後初優勝で有終の美】 予選2位 決勝1位

悔しいペナルティで惜しくもシリーズタイトルを逃した最終戦から3週間。
20年ぶりに『JAFグランプリ』のタイトルが懸けられた特別戦「FUJIスプリントカップ」に挑んだLEXUS TeamLeMans ENEOSと伊藤。
普段は約300kmの距離を二人のドライバーがシェアして戦うSUPER GTだが、今回は100kmと短い距離をそれぞれのドライバーがレースを行い、タイヤ交換、給油など、ピットインの義務は無く、まさにスプリントレース。
スタート方式もローリングではなくスタンディングで行われる。

金曜に行われた予選。第1レースを担当するビルドハイム選手は6番グリッド、第2レースを担当する伊藤はポールを逃したものの2番手グリッドを獲得した。

土曜日。自らのミスで最終戦を棒に振ってしまった悔しさを挽回しようと意気込むビルドハイム選手。
だが第1レーススタート直後に他車との接触で戦線離脱を余儀なくされ11位でフィニッシュ。

日曜の第2レース。気負うことなく集中力を高め2番グリッドにつけた伊藤。
シグナルのブラックアウトと同時に絶妙なスタートを切った伊藤はトップで1コーナーをクリア。
1周目からハイペースで逃げる伊藤は後続との差をどんどん広げにかかる。
その後ペースの落ちた12号車インパルGT-Rに替わって2番手に上がってきた18号車ウイダーHSVが猛追。伊藤の背後に迫る。
しかし18号車もそこからペースを上げることができず、替わって2番手に浮上してきてたのは35号車MJクラフトSC430。
残りも4周となったところで1位の伊藤と2位の差は約3秒。
1秒以上速いペースで追い上げていた35号車は、ファイナルラップで伊藤の真後ろに接近。
しかし伊藤は巧みなドライビングでそれを交わし、移籍後初優勝となる勝利のチェッカー。

SUPER GT公式戦ではないものの、伊藤にとって3年ぶり、チームルマンにとっては7年ぶりの優勝となった。
又、第1レースと第2レースの合算ポイントで総合でも1位となり、LEXUS TeamLeMans ENEOSは『JAFグランプリ』の栄冠を勝ち取った。


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大輔インタビュー

久々のスタンディングスタートも無難にこなし、最後まで集中力を切らさずに走ることができました。すばらしいマシンを用意してくれたチームに感謝しています。
シリーズタイトルは逃してしまいましたが、今回の勝利は必ず来シーズンに繋がると思います。
一年間応援ありがとうございました。