SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2010/07/24-25:第5戦 スポーツランドSUGO
【荒れたレースをしぶとく戦い表彰台!】 予選8位 決勝3位

第4戦の結果を受け、再びシリーズランキング首位に返り咲いたLexus TeamLeMans ENEOS。
同時に80kgと一番重いハンデウエイトを積んで、この第5戦を戦うことになった。

チームはそのハンデをカバーすべくマシンに手を施し、今回予選を担当することになったビヨン・ビルドハイム選手もチームのやる気に後押しされるかのように予選1回目で好走。
80kgを積んでいるマシンとは思えない走りでスーパーラップ予選にコマを進めた。
そのスーパーラップでは精彩を欠き8番グリッド確定となったが、ハンデウエイトを考えると上出来といったところだろう。

気温34度と真夏の陽気で迎えた決勝だが、昨年同様サーキットの近くは厚い雲に覆われ、いつ雨が降り出してもおかしくない状況でスタートが切られた。
序盤から激しい攻防が繰り広げられ、何台かのマシンが接触で順位を落とす中、ビルドハイム選手によってスタートしたENEOS SC430は着実に順位を上げていく。
レース距離の半分を向かえる前にピットインするマシンも何台かある中、コースには小粒の雨が降り始める。
チームは冷静な判断でピットインのタイミングを遅らせ、天候が落ち着いた時点でピットイン。
タイヤ交換、給油を済ませ、伊藤に交代しピットアウト。

3位までポジションを上げていたENEOS SC430はそのままの順位でコースに復帰した。
まだタイヤの暖まっていない伊藤に対して、数周前にピット作業を終えた17号車KEIHIN HSVが襲いかかる。
伊藤はそれを冷静に抑えながら周回を重ねるが、最終コーナーでGT300クラスのマシン2台と交差する中、17号車のオーバーテイクを許してしまう。
そのまま4位でフィニッシュかと思われた残り9周。
トップを快走していた23号車nismoGT-Rが電気系トラブルでスローダウン。
これで3位の座をゲットした伊藤は最後まで安定したペースを守り見事3位表彰台を獲得した。
これにより僅差ながらシリーズランキングトップを死守したLexus TeamLeMans ENEOS。
次戦はハンデウエイトMAXの100kgで戦うことになった。


写真

大輔インタビュー

荒れたレースを表彰台で終えられたことは非常に嬉しいです。
チームがいいマシンを準備し、冷静な作戦を採ってくれたおかげです。
ハンデウエイトは100kgと苦しくなりますが、次戦の鈴鹿700kmレースも着実にポイントを獲得できるよう頑張ります。