SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2010/06/19-20:第4戦 セバンF1サーキット
【4位入賞で再びランクトップに】 予選4位 決勝4位

3戦終了時点でランク2位のLEXUS TEAM Le Mans ENEOS。
灼熱のマレーシア戦を64kgものハンデウエイトを積んで挑むことになった。
厳しい戦いが予想される中、伊藤はフリー走行で2番手タイムをたたき出し、 周囲を驚かせると共にマシンの仕上がりが順調であることを確認した。

コンディションの変化に対応すべく軽くセッティングの変更を施し迎えた予選。
当初はスーパーラップに進出できる8位以内に入るのがやっとという周囲の予想に反し、 伊藤は渾身のアタックでトップタイムをたたき出しスーパーラップへとコマを進めた。
そのスーパーラップ。最終走者となった伊藤は果敢にアタックし、 それまでのトップとほとんど変わらないタイムで後半セクターへ突入。
勢い余って少々オーバーランしたマシンをねじ伏せた伊藤だったが、 若干タイムロスがあり4位でスーパーラップを終えた。

決勝は強い日差しを避け16時のスタートに設定されているが、 気温34度、路面は40度以上あり、グリッドで立っているだけでも汗が噴き出る。
スタートを担当したビルドハイム選手は1コーナーの混戦でポジションキープ。
その後2位争いのマシンがオーバーランした隙をつき3位に浮上した。
順調に周回を重ねるENEOS SC430だが、ハンデウエイトと暑さの影響で タイヤへの負担は大きく徐々にペースが下がりポジションダウン。
これを見たチームは22周と早めのピットインを判断。
伊藤に交代すると同時にタイヤをハード目に交換し6位でコースに復帰した。

安定したタイムで走行する伊藤だったが、それ以上にハイペースで追い上げてきた 17号車KEIHIN HSVとのバトルが開始。
自分のタイヤをいたわりつつ絶妙なブロックで凌いでいたが、 残りも15周ほどとなったところでオーバーテイクを許し7位にドロップ。
しかし終盤に入りトップグループで相次いでアクシデントが発生。
まずはペナルティを受けた100号車RAYBRIG HSVをパスして6位。
更に脱水症状に見舞われペースが落ちた8号車ARTA HSVを 1コーナーでパスして5位。
最後は17号車が他車と接触コースアウトしたことにより4位まで順位を回復し、 54周でチェッカーを受けた。
これによりLEXUS TEAM Le Mans ENEOSは再びシリーズランキングトップになった。


写真

大輔インタビュー

ハンデウエイトが重い中で着実に4位フィニッシュできたことはシリーズを考えるととても大きい。
チームがウエイトの重さに合わせてマシンを完璧に仕上げてくれたおかげです。
次回も80kgのハンデと厳しくなりますが、諦めずに表彰台を狙います。