SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2010/03/21:第1戦 鈴鹿サーキット
【開幕戦で2位表彰台!】 予選4位 決勝2位

今年も『レクサス・チームルマン・エネオス』で戦うことになった伊藤大輔。
速さを見せながら不運に泣いた昨シーズンから更なる体制強化を試み、監督に黒澤琢弥氏を迎えるなど、ハード、ソフト共にレベルアップし、シーズンオフのテストから好調さをアピールしたチームルマン。
伊藤のチームメイトにはチームルマン在籍4年目となるビヨン・ビルドハイム選手の残留が決定し2010年シーズンが始まった。

土曜のフリー走行と予選1回目を順調にこなし、決勝のグリッドを決めるノックダウン予選。まずはQ1を伊藤がアタックし6番手タイムでQ2進出。
さらにビルドハイム選手のアタックでQ3へとコマを進めたENEOS SC430。
Q3で使用したタイヤはそのまま決勝のスタートタイヤとなるため各チームともハード系のタイヤをチョイスしてのアタック。
そこで伊藤は4番手のタイムを叩きだしセカンドロースタートが確定した。

強風の影響で黄砂がひどく、さらにスタート前になって時折雨粒が落ちるなど決勝は不安定な天候でスタートを迎えた。
スタート直後から足下をすくわれコースオフするマシン、更に11周目には1コーナーで起きたアクシデントの影響でセーフティーカーが導入された。
再スタート後もビルドハイム選手は慎重なドライビングでバトルを展開する中、20周を過ぎたあたりからピット作業を行うマシンが出てくる。
しかしビルドハイム選手のペースが良いためENEOS SC430は31周目までピットに入るタイミングを遅らせ、伊藤が残り21周をソフトタイヤで勝負する作戦を採る。
その作戦が功を奏し2番手争いの集団から抜け出すことに成功した。
これによりENEOS SC430はトップに浮上するかに思えたが、1位を走っていた24号車KondoGT−Rはタイヤ無交換作戦で首位をキープ。
この時点で2位の伊藤は必死でトップを追いかけるが、タイヤをセーブする必要もありトップを捕らえることはできず開幕戦を2位フィニッシュ。2008年の最終戦以来の表彰台を獲得した。


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大輔インタビュー

今シーズンを2位でスタートできたのは本当に嬉しいです。
荒れたレースを確実に2位フィニッシュできたのは大きな意味があります。
ビルドハイム選手もクレバーな走りをしたと思いますし、チームも良い仕事をしてくれて本当に感謝しています。
もちろん2戦目以降も優勝狙って頑張ります。