SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2009/09/13:第7戦 富士スピードウェイ
【トップ浮上もペナルティで後退】予選4位 決勝5位

ここ3戦優勝争いを展開するも不運に泣いたレクサス チームルマンENEOS。
「速さ」という意味では好調を維持するENEOS SC430だが、今回はチーム独自のエアロパーツを投入し必勝態勢で挑む。

ウェットコンディションとなった土曜日。
大混戦となった予選1回目で伊藤は6番手タイムを出しスーパーラップ進出を決めた。
雨は上がりコース上の水が減っていく中、各チームともタイヤ選択に悩む。
そんな中スーパーラップで伊藤はコースコンディションの変化と、選択したタイヤのマッチングに苦しむも、なんとか4番グリッドを獲得した。

晴天の決勝日。
ドライコンディションでのバランスも良く、ENEOS SC430は朝のフリー走行でトップタイムを記録。決勝に期待がかかる。
スタートで若干出遅れたビルドハイム選手だが、1コーナーのブレーキングで何とかポジションキープ。
しかし同じく出遅れたポールポジションスタートの32号車EPSON NSXが1コーナーで体制を乱し、そのイン側にいたビルドハイム選手と接触。
32号車はそのままスピンし、ENEOS SC430は3番手に。
その後ペースが明らかに速いビルドハイム選手は前の2台を数周で料理しトップ浮上。
徐々に2位以下との間隔を広げ始めた頃、スタート直後の接触についてENEOS SC430にドライブスルーペナルティの判定が下される。
判定に従いピットロードを通過したENEOS SC430はほぼ11位まで順位を落とすことに。
しかし、ビルドハイム選手の猛烈な追い上げでにより、どんどん順位を回復。
ところが8位まで順位が上がったところでハイペースに追い上げた影響か、タイヤの消耗が厳しく、予定より早くピットイン。

後半長い距離を走ることになった伊藤は6位争いを展開しつつもタイヤを労るドライビングを強いられた。
そして残りも20数周となったところで伊藤がアタックを開始。
まずはテクニカルセクションで35号車クラフトSC430をパス。
そこから10秒近く前方を走っていた3号車ハセミGT−Rを今度は1コーナーのブレーキングでパス。
5位に上がった伊藤はさらにプッシュを続けるが、ここでチェッカー。
速さを出しつつまたしても優勝を逃す結果となってしまった。


写真

大輔インタビュー

今回もチームはすばらしいマシンを用意してくれました。
スタート直後の接触については仕方のないことですが、優勝を逃したことはやはり悔しいです。
今シーズンも残り2戦となりましたが、もちろん両方優勝狙います。