SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2008/05/04:第3戦 富士スピードウェイ
【最後尾から追い上げて6位】 予選16位 決勝6位

トヨタのホームコース、富士スピードウェイ。
直線が長くSC430が最も得意とするサーキットだけに、開幕戦から不振の続くENEOS TOYOTAチームルマンにとっては重要な一戦となる。

予選は朝まで降り続いた雨の影響で路面は濡れており、各チームとも浅溝のレインタイヤでアタックを開始した。
しかし徐々に乾きつつある路面に対応すべく伊藤はピットイン。
残り時間もわずかとなったが、ドライタイヤに交換しハーフウェットのコンディションで伊藤は果敢にアタック。
最後の周回で3番手のタイムをたたき出した。
その後GT300クラスとの混走時に更なるタイムアップを狙い、チームメイトのビヨン・ビルドハイム選手にドライタイヤのままバトンタッチ。
しかし、その頃から降り始めた雨に足元をすくわれ、イエローフラッグ区間内でコースアウトを喫してしまった。
その結果、ペナルティとして予選タイムがすべて抹消となり、暫定3番手とスーパーラップ進出の権利を失ってしまった。

ゴールデンウィークということもあり5万人以上のファンの声援の中、午後2時に決勝がスタート。
スタート直後から順調に順位を上げていくビルドハイム選手。
今回は500kmと長丁場のレースのため、2回のピットストップが必要となるが、ポジションを9位まで上げて38周目に1回目のピットイン。
タイヤ交換と給油を済ませ、ビルドハイム選手がそのままコースに復帰した。
その後も順調に周回を重ね71周目に2回目のピットイン。
タイヤ交換と給油、そして伊藤にドライバーチェンジしてチェッカーを目指す。
この時点でギヤボックスにトラブルを抱えており、手負いの走行となったが、安定した走りで終盤には前方のマシンとの間隔を詰める。
最後まで攻めの姿勢を崩さなかった伊藤は、110周を終えてチェッカー。
最後尾から6位入賞を果たし、チームに勢いを与えた。


写真

大輔インタビュー

予選の結果は残念でしたが、チームが良い判断をしてくれたおかげでドライタイヤでタイムを出すことができました。
決勝ではビルドハイム選手が序盤からすばらしい追い上げをしてくれ、ピットではチームがすばらしい仕事をしてくれました。
マシンの調子も良くなってきているので、次に繋がるレースになったと思います。
次戦マレーシアでは表彰台に上がれるよう頑張ります。