SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

ROAD to LEMANS「大輔のルマン参戦記」

vol.3:皆のモチベーション

童夢のスタッフが活き活きと仕事をしていたのは海外だからという理由だけではない。メカニックはルマン本戦まで時間の無い中やることは山積み。でも現場が必要としていることを上司がすぐに対応してくれたり、メカニックに対してのケアやコミュニケーションが行き届いているとやっぱりやりやすいよね。

レースをやっている以上、結果が全て。でもその結果を生み出すマシンは人間が造り上げる物。楽しく仕事をするのと結果を出すのと両方出来ればそれにこしたことはないけど、これが出来る環境作りは本当に大切で大変だと思う。あと、スパを走ったことにより、自分たちのマシンがトップレベルで戦えるという確信を持てたことも大きい。もちろんトップと呼ぶにはまだ差はあるし課題も多いテストだったけど、あの一日で皆のモチベーションが更に上がったんじゃないかな。

それからJBmotorsportsで海外向けのメディア発表を行ったことも大きい。日本でもS102のことはメディアに取り上げられたけど、ヨーロッパではルマン24時間用に開発されたLMP1車輌というのは本当に注目度が高く、この日来ていた大勢のメディアや関係者がこの童夢のプロジェクトに興味深々だった。その外国人たちの反応も、スタッフのやる気や自信に繋がったと思う。


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