SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

ROAD to LEMANS「大輔のルマン参戦記」

vol.1:ルマンはすごく大変なレース!?

ルマン24時間レースはどうだったか?
一言でいうと「すごく大変なレース」。どんなドライバーでも初めてルマン24時間に参戦したら「感動した!また出たい!」という言葉が先に出てくると思うし、そう聞いていた。もちろん僕にもその気持ちはあるけど、今ルマンからの帰りの飛行機でこれを書いている時点では、この答えが一番自然なような気がする。

5月17日、ベルギーへ出発。ルマンへ行くまでの最終テストをするため、スパ・フランコルシャンサーキット(以下スパ)へ。このサーキットはF1でも使われる有名なサーキット。そして、ルマン24時間に参戦する半分以上のチームが出場しているルマンシリーズにも使用されていて、テストをするつい2週間前にそれが開催されていたため気候も同条件だし、S102がどれほどのポテンシャルを持っているかも判断しやすい。結果は予選用タイヤを履いて、そのレースでポールを獲ったプジョーから約2秒落ち。彼らは予選用タイヤを使っていないから、実質3〜4秒落ちということになる。それはある意味S102の可能性を感じさせる好タイムだったが、スパより1周2倍以上距離の長いルマンではこの「差」が2倍になるのではという不安も同時に感じたテストになった。

それにしてもベルギーで過ごした1週間は楽しかった。思うようなセッティングで走ることは出来なかったけど、S102で駆け上がるオールージュの“刺激”。“ 美味しい”ベルギービール。英語がなかなか通じないけど“いい人”が多かった事。そして何よりチームメンバーが“活き活き”と仕事をいていたこと。


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