SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2011/10/01-02:第7戦 オートポリス
【ノーポイントでタイトル争い離脱】 予選7位 決勝13位

タイトル争いに踏みとどまるには、ここオートポリスで優勝、もしくは2位が最低条件と追い込まれたLEXUS TEAM LeMans ENEOS。

フリー走行ではセットアップに苦しむ場面もあったが、予選には修正を間に合わせ、7位でスーパーラップ予選へコマを進めた。
そのスーパーラップ予選で大嶋選手は大きなミス無くアタックを終えたものの、コンマ1秒の中に5台がひしめき合う混戦となり、結局7番グリッドが確定した。

予選6位のマシンが違反によりグリッド降格となったため6番グリッドからスタートしたENEOS SC430。
スタートを担当した大嶋選手は1周目に1台、2周目に1台と、早い段階で2台をパスし、4位まで順位を上げた。
しかしその後は急激にペースが落ちてしまい、逆にどんどん順位を落としてしまう。
タイヤかすがタイヤ表面にくっついてしまい、思うようなグリップを得られない現象が各車に起こり、ENEOS SC430はたまらずピットイン。
わずか10周終了時点のピットインということで、ドライバー交代は行わずタイヤ交換のみでコース復帰。
最後尾からの追い上げを強いられることとなった。

その後も状況は好転することなく、同じようにペースが落ちてしまいレース距離の半分に満たない段階で再度ピットイン。
交代した伊藤はわずかな可能性に賭けハードタイヤをチョイスしコースインした。
できるだけタイヤに負担をかけないよう丁寧なドライビングで前車を追う伊藤だったが、残りも4周となったところで状況は悪化。
ポイント圏外で走行中だったためチームはテストを兼ねこの時点でピットインを指示。タイヤ交換を行い残り周回を走りきった。
結果は13位。最終戦を前にタイトル獲得の可能性は途絶えた。


写真

大輔インタビュー

皆が最良の結果を求めて挑んだオートポリス戦でしたが、ほんの少しのコンディション変化で結果が大きく左右するほど 繊細なセッティング、ドライビング、開発が必要になっているのが今のSUPER GTです。
その、ほんの少しのズレを修正できないままシーズン終盤に入り、最終戦を前にタイトルの可能性を失ったことは残念でなりません。
ただ、これもレースです。
気持ちを切り替え、最終戦もてぎでは一暴れしたいと思います。