SuperGT/ルマン24
レーシングドライバー

レーシングドライバー伊藤大輔オフィシャルサイト

SuperGTレースレポート

2009/05/04:第3戦 富士スピードウェイ
【好バトルを展開し6位フィニッシュ】予選6位 決勝6位

昨年まで500kmの距離で行われていたゴールデンウィークの富士戦。 今年は400kmに距離が短縮され、2回のピットストップ、ピットストップ毎のドライバーチェンジが義務付けとなった。 これに伴い各チーム戦略を練るが、ENEOS SC430は決勝でのパフォーマンスを最優先し、ハードタイヤでスタートする方向で予選を迎えた。

まずはフリー走行開始早々に伊藤のアタックでトップタイムをマーク。 結局セッション後半もこのタイムが破られずトップでフリー走行を終了。 その後予選では少しずつ路面温度が上昇する中、5番手のタイムで今期初となるスーパーラップ進出を果たした。 スーパーラップで使用したタイヤはそのまま決勝のスタートタイヤとなるため、決勝での気温上昇を想定しハードタイヤをチョイス。 予想通りタイヤが温まりきらず苦しいアタックとなったがなんとか6番グリッドを獲得した。

決勝日、ENEOS SC430を後押しするかのように太陽が顔をのぞかせ路面温度が上昇していった。 ビヨン・ビルドハイム選手がスタートを担当し、序盤はトップ集団に食らいつきチャンスを窺う。 25周目あたりからピットに入るマシンが増え、ENEOS SC430も28周でピットへ。 伊藤に交代し5位でコースに復帰した。 ハイペースで追い上げる伊藤は5秒以上あった3位争いの2台に追いつき猛プッシュ。 まずは相手のミスを突き4位に。 その後3位の24号車KondoGT-Rと5位の8号車ARTA NSXに挟まれた状態で何度も追い抜きをを試みるが強いブロックに阻まれ、 同時に後方からは何度も仕掛けられるがそれを阻止するというシーンが続く。

そして前後のマシンがピットに入りENEOS SC430もピットインのタイミングを計るが、なんとここで無線にトラブルが発生し、ピットインが1周遅れることに。 更にピット作業中に給油やタイヤ交換のタイミングも無線を使用するため、タイヤ交換時にミスが起こり大きくタイムロス。 しかし、周回数も短いことからソフトタイヤをチョイスしてコースに復帰したビルドハイム選手は猛烈な追い上げで再び4位争いに参加。

相手はまた24号車KondoGT-R。 同じく強いブロックに阻まれ、果敢にアタックしたビルドハイム選手はたまらずコースアウト。 場内を盛り上げたが一つ順位を落として6位でチェッカーを受けた。


写真

大輔インタビュー

レース中は良いバトルができ楽しむことができました。
ただ本当に細かな作戦、トラブル、ミスでトップ争いから外れてしまったのが悔しいです。
マシンに速さはあるので次回マレーシア戦こそ表彰台の真ん中に立てるように頑張ります。